フォークリフトの運転時の注意点
フォークリフトを運転する前には、車両や周囲の安全点検を行うことが必要です。
オイル漏れやタイヤの状態などを確認し、障害物がないかどうかもチェックしましょう。
また、乗車するときは左側から乗り、ヘルメットや安全靴などの保護具を着用します。
作業服はレバーに引っかからないようにしなければなりません。
発進時には、フォークを床面から5cm程度に持ち上げ、マストを後ろに倒します。
前後左右の安全確認を行い、制限速度10km/h以下で走行しましょう。
フォークリフトを曲がるときは、後部が外側に振られるので接触に注意するようにしてください。
急旋回や急ブレーキは荷物が落下する危険があるので避けましょう。
荷物を運搬する際には、前方の視界が悪くならないようにする必要があります。
視界が遮られる場合は、後進で作業を行うとともに、荷物の安定性や重量も確認しましょう。
停止するときは、ブレーキペダルを踏んだまま駐車ブレーキを掛けるようにします。
フォークは床面に下ろしてマストを前傾させ、エンジンを止めてキーを抜くようにしてください。
なお、フォークリフトを運転するときは、有資格者であることが必要です。
1トン以上のものを運転するには、運転技能講習を修了し資格証を携帯する必要があります。
実際に運転する場合は、作業計画や作業指揮者の指示に従うことが必要です。
作業場所の広さや地形・車種や能力・荷物の種類や形状などを考慮した作業計画を定め、適切な運行経路や作業方法を守ることが大事です。